鍼灸系大学院への進学を考える人へ~大学院進学前編~

皆様はじめまして

ササヤと申します。自己紹介などで書いていますがはり師・きゅう師の国家試験に合格後すぐに鍼灸系大学院に進学をしました。しかしながら、モチベーションの維持が難しくなり中退をしてしまった者です。

鍼灸系大学院に進学を考える鍼灸学生・鍼灸師の方々に何か参考になればと思い

書き始めました。自分自身が大学院進学前に考えたことや大学院在学中に考えたことをできるだけ詳しく、できるだけ具体的に言葉にできたらなぁと思います。

しかしながら、私はライターや作家などではないのでやや?かなり?

わかり辛い文章になることもあるかと思いますが何卒ご容赦ください。

ブログ第1回目の今回は、鍼灸系大学院への進学を考える人へ~大学院進学前編~ということで、私が大学院進学前にやったことや考えたことなどを書けていけたらと思います。

 

ササヤの大学院進学準備編

さて、私が大学院に進学する前にやったことですが大きく分けると2つになります。

①大学院がどんなところか調べた
②本当に大学院でいいのか悩んだ

 

①大学院がどんなとことか調べた

書いて字のごとくです。調べに調べに調べまくりました!!!

大学院の先輩たちや先生たちにも色々聞きまくりました!!!

それがよくなかった!!!!!!!

断言します!!!!それがよくなかった!!!

皆様は「バイアス」というのをご存知でしょうか?

日本語では「先入観」という感じでしょうか。

インターネット上では「私は大学院をこう乗り切った」や「こんなに辛いことがたくさんある」という記事を「大学院を修了した人が書いてるケースが多い」です

ようは、「研究好きバイアス」がかかってます。

大学で先生やってるような人が研究嫌いな訳がないですし、大学院で何年も研究している人が研究が嫌い・向いてない訳がないんです。研究が嫌いな人は大学で先生にならないでしょうし、大学院で博士課程や修士2年生にならないでしょう。しかしながら、研究が向いてない・嫌いな人の意見を聞く機会はなく、研究楽しい!と言っている人たちの意見だけで「研究は楽しい。私は研究にむいている」と漠然と思っていました。

 

先生や先輩たちは口をそろえて言っていました「研究が楽しい」と、しかしながら残念なことに私は在学中に「修士レベルの研究ですら楽しい」と感じられたことはなく()モチベーションが低下していった訳です。

何事に向き不向きがあるように、当然研究にも向き不向きがあります。その点今一度検討をしてみることをお勧めすます。なんなら、一回指導教員候補の先生に研究計画書を持って行って「先生!大学院生がこんな研究計画書をもってきたらどうしますか?」と聞いてみるといいかも知れません。

 

②本当に大学院でいいのか悩んだ

おそらくこれが一番時間がかかった準備だと思います。

大学院生を知っている人からすれば「研究したいんだな」と思うことでしょう。しかしながら、現代日本人全員が全員そうではありません。「研究?大人になってまだ遊んでるの?働きなよ」と言われるもままあります。さて、ここで悩みに悩んだ結果大学院進学を決断したわけですが、いったい何を考えたのか。

1つめは、自分が大学院で何を研究したいのか

⇒自分自身、大学入学当初から研究に若干の興味があり大学院進学も進路の一つとしてずっと考えてました。ゼミの配属が決まってから、ゼミの指導教員に相談し、いくつかのアドバイスをもらいました。

・うちの大学院だけでなく、まず日本全国の大学院で自身のやりたいことをやっているか調べなさい。

・できれば、その先生にコンタクトをとりなさい

私は鍼灸とヘルスプロモーションに関するようなことをやりたかったので、いくつかの鍼灸系大学院やヘルスプロモーションを行っているような大学院を検索しましたが、やはり自身にあった研究内容というと指導教員の元でやるのがbestじゃなかろうかと思い指導教員に頭を下げ、そのまま大学の大学院に進学をしました。

何人かアポのとれた他の大学院の先生と、お話をしましたがやはり受け入れの難しさややりたいことの範囲が被ってなかったりと優しい言葉で拒否をされた記憶があります。

個人的にはやりたいこと研究が、本当に自身の所属している大学の大学院でしかできないのか?と疑い日本全国の大学院は必ず調べた方がいいと思います。調べている間に

「こういう事はわかってる」「こういう事はわかってない」 など将来的に自身の研究の糧になります。

 

2つめは、大学院修了後の人生設計

正直、これに関しては大学院在学中も「何も決まらなかった」というのが本音です。

個人的に巷の鍼灸院に勤める気があまりなく、鍼灸師の免許を生かしてセイリンなど鍼・灸のメーカーや医道の日本などの医薬関係の雑誌会社に勤めようかなぁなんて思っていました。

鍼灸師の就職できる範囲というのは、拡大しつつあるものの未だ「鍼灸院」「スポーツ現場」などが大部分を占める状況下で「鍼灸師」かつ「修士・博士」となるとやはり中々良い就職先はないのかも知れないと個人的には思ってます。(自分が無知なだけかもしれませんが...)

なので私は今後の鍼灸界隈の研究に求められるのは、鍼灸業界以外で生きられる修士・博士の学位を持った鍼灸師だと思ってます。

具体的に何か?と言われると、頭を抱えますが...例えば、鍼灸師でかつ農学修士

細菌などの研究に携わっていれば、鍼灸業界だけでなく公衆衛生系仕事もできるはずです。

今後の鍼灸研究業界は鍼灸師鍼灸!だけでなく、鍼灸師は多芸に!がいいのかなぁなんて思っています。

 

そんなこんなで、進学前にやった事といいつつ、進学前に悩んだと事と進学後の実際という対比になってしまいましたが、本日はこの辺で筆を休めたいと思います。

今年の鍼灸国家試験も日に日に近づいています。こんな時期に書いても大学院進学決まっちゃってるよ!!という人もいるかと思いますが、記憶や感情がまだ新鮮なうちに書きたかったのでお許しください。

とりあえず、あと2回分くらいの内容は浮かんでるので1月中には書こうかなと思います。

初めてのことなのでどれくらいの人が見たり、反応があるかはわかりませんが

1人でも多くの大学院進学に悩む人たちに届けばと願いつつ本日はここまで。

それでは皆さん良い鍼灸を!!